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技術系である私がMBA の多国籍チームで1年間過ごした振り返り

*本ブログは学校の公式見解を述べるものではありません。また、IESEはdiversityを重んじる校風であり、IESE生内でも様々な感想や意見を持つ人がいます。あくまでもそんなIESE生の一個人の感想として読んでいただけたら幸いです。

 

 

こんにちは、Class of 2023のSOです。

この記事では、 

 

·       ダイバーシティのあるチームでうまくやっていけるか不安

·       チームって実際、何をするの?

·       友だちになれるの?

·       ダイバーシティのあるチームってどんな感じ?

·       どんな国籍のメンバーなの?

こういった疑問に答えます。

 

本記事の内容

1.     チーム構成

2.     チーム活動

3.     MBA の多国籍チームで1年間過ごした感想

 

こんにちは、Class of 2023OSと申します。今年は9人程度で構成され、1年生の多くの時間を共にするチームの様子をお話させていただきたいと思います。私自身、受験生のときに、チームに関して上記の疑問を持っていました。特に私は理系出身のエンジニアであり、海外での業務経験がほとんどなく、英語、コミュニケーションが決して得意な方ではありません。その中でどのようにして1年間チームで過ごしてきたのか、チームメンバーとコミュニケーションを取ってきたのか、少しでも受験生の方の参考になれば幸いです。

 

チーム構成

私のチームは以下のメンバーで構成されました。写真の左から、アメリカ人女性(Ex. ヘルスケア ビジネスアナリスト)、アルゼンチン人男性(Ex. 銀行 リスクマネジメントマネージャー)、ギリシャ人男性(Ex. 貿易業者、起業家)、ペルー人女性(Ex. 会計士)、クエート人男性(Ex.コンサルタント)、スペイン人男性(Ex. 航空宇宙エンジニア)、イギリス/インド人男性(Ex. Techマネージャー)、スペイン人男性(Ex. ITコンサルタント)、日本人男性(Ex. 機械エンジニア)です。年齢は、入学時で25歳〜30歳のレンジです。私のチームは特段競争心の強いメンバーが多く、他のチームと比べチーム内で口論になることも多々ありました。

 

チームの活動

チームのメンバーとは、1年生の1年間ほぼ毎日顔を合わせます。学内では、チームミーティング、チームプロジェクトを行い、学外では、食事や旅行に行ったりします。チームでの活動を円滑にするため、ファシリテーター(2年生)、メンター(教授)がチームに割り振られます。さらにチーム活動を円滑にするための授業があります。この内の何点かを以下で紹介します。

 

チームミーティング・プロジェクト

概要

翌日の授業の内容について、チームでディスカッションをするミーティングです。ケーススタディでの授業中の発言は、しっかりとした自分の意見が求められます。それに向けて、チームミーティングで、お互いの知識の共有やブレインストーミング、意見に対するフィードバックの提供を行います。これにより、翌日の授業でのディスカッションがスムーズに行えるようになります。

授業の中には、チームとして成果物が求められるチームプロジェクトの課題があります。チームミーティングで、プロジェクトの目標、方向性、個人の役割を決め、個人で持ち帰りワークを行い、再度ミーティングでフィードバック、ブラッシュアップを行い、プロジェクトを仕上げていきます。

 

課題・学び

1.     バックグラウンドの違い

メンバーそれぞれのバックグラウンドが異なるので、個々人の強みとするところでお互いを助け合い、チームに貢献することができます。一方で、時には自分のやり方が正しいと思い込み、それを相手に押し付けようと口論になることがあります。ロジカルに発言する人もいれば、感情的に発言する人もがいます。その中で、うまく情報をまとめながら、なにが最も良いアイデアなのかを冷静にロジカルに判断し、チームをリードすることが重要になってきます。

 

2.     目的・優先順位の違い

価値観、MBA内の優先順位、MBAに来る目的はそれぞれ違います。MBAという学位でMBA後のキャリアアップを目指しているので就活に力を入れたい人、ビジネスを体系的に学びたいので勉学を優先したい人、ネットワーキングを優先する人とさまざまです。その中で、メンバーを理解し、どのようにしてチームをリードするのかが大切です。

 

チームビルディング

概要

term1回、授業として設けられます。事前に各チームメンバー、所属するチームに対するアンケートが行われ、その結果をもとにチームでどう改善していくのかをディスカッションします。個人とチームの成長のために、チームで個人もしくはチームに対して、建設的なフィードバック(constructive feedback)を行います。

所感

定期的に自分の課題を再認識することができました。日本人から見た改善点と、多国籍チームから見た改善点が同じ時もあれば、異なることもあり、自分の成長のために何が不足しているかを認識することができました。チームプロジェクトでチームが分断している時にも、このコースのおかげで解決の糸口になりました。

私個人としては、1学期のチームビルディングが一つの転換点でした。自分の英語力と発言に対する自身のなさから、当時、授業中なかなか発言できていませんでした。それをチームビルディングで相談しました。そのときに、チームメイトの一人から「MBAは失敗するために来ている。失敗することで成長できる。発言して間違えてもいいじゃないか。その失敗であなたは成長しているのだから」と言われ、それ以降、発言に対する不安が和らぎ、積極的に発言できるようになりました。

 

学外の活動

学外でイベントをするときは、チームで活動することが多いです。月に1回以上、チームで食事をします。レストラン、BBQ、ポットラックパーティー、誕生日会など様々なイベントをします。さらに、私のチームでは、連休を利用してスペインの観光都市にチームで旅行に行きました。クラブや観光の他にも、バルセロナ周辺はビーチが多いので、スノーケリング、クルージングを楽しみました。

東アジア人が自分一人で、チームに馴染めるか不安でしたが、学外の活動を通して、仲を深めることができました。MBAに来ている人はほとんどが、ネットワーキングを重要だと考えており、異なる国籍の学生とも積極的に仲良くなろうとしています。チームメイトとなると尚更です。その甲斐もあって、消極的な自分でもすぐに友達を作ることができました。

キャップストーン

概要

学校側で用意された10社を超える企業の抱える実際の課題に対して、チームで問題解決に取り組むコンサルティングプロジェクトです。このプロジェクトは2週間かけて行われます。どの企業の課題に取り組むかは抽選で決まり、1社に対して4チームが同じ課題に取り組み、最終のプレゼンでどのチームの発表・内容が良いかを競い合うことになります。

課題・学び

私達のプロジェクトはバルセロナにある某保険会社の営業の方向けにどのようなDXを行うことができるのかと、その実行方法に関してコンサルティングを行うというものでした。このプロジェクトはクレジット1.5単位分で、通常のチーム活動よりも重要性が高いことと、学外の企業に対して実際のコンサルティングを行うプロジェクトであることという理由から、チームメンバーはいつもにも増して力が入っていました。それにより、このプロジェクトの期間中は、何度も白熱した議論をし、口論になってしまうこともありました。多様性のあるチームの中でプロジェクトを進めていくことの難しさを最も感じた2週間でした。プロジェクトが終わった後、チームのメンバーの提案で、なぜ口論になったのかを話し合い、今後のお互いの成長に向けて議論しました。IESEでの学びとチームの成長を感じ取れるプロジェクトでした。

 

MBA の多国籍チームで1年間過ごした結果

多国籍チームでは日本の職場のチームとは全く異なるスキルが必要とされ、海外での業務経験がほとんどない自分にとっては、たくさんの苦労がありました。日本では得られないフィードバックや経験により、大きく成長を感じることができました。チームメンバーとは、学内外で最も多く時間を過ごし、活動をともにします。その中で、チームが崩壊しそうな大変な時もありましたが、それを乗り越え、一生の友だちを作ることができたと感じています。

 

 

 

この記事を通して、少しでもMBAの生活のイメージができるようになることのお役にたてると幸いです。

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TOYONAGA KATSUYUKI