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BSP(Business Spanish Program)

*本ブログは学校の公式見解を述べるものではありません。また、IESEdiversityを重んじる校風であり、IESE生内でも様々な感想や意見を持つ人がいます。あくまでもそんなIESE生の一個人の感想として読んでいただけたら幸いです。

 

IESEではMBAの授業はAll Englishで行われるものの、必修の授業外でスペイン語を学べるBSPBusiness Spanish Program)というユニークなプログラムがございます。BSPは、有志の学生がスペイン語レベル毎に分けられたクラスにおいて、週に2-3*スペイン語でビジネスを行うことを目的として開催される授業です。

 

1.    BSPの概要

BSPはレベルが1から12まであり、全くスペイン語が初心者の人は1からスタートし、学期ごとに1つのレベルを修了する流れとなっております。また、12までコンプリートすると、Bilingual MBA(英語とスペイン語)のDegreeが付与され、「スペイン語圏で就職するにあたり、十分なスペイン語力がある」ということを学校から正式に認められます。ただし、一部のラテン系の学生(ブラジル人、ポルトガル人、イタリア人、フランス人等)を除き、MBAでの2年間を通じて、レベル12まで到達するのはなかなか難しく、これからスペイン語の勉強を始めようとしている多くの学生のモチベーションとしては、スペイン語でビジネスを行うというよりも、少しでもバルセロナでの日常生活を豊かなものにしたいというものになります。私自身もスペインでの生活で活かしたいというのが主なモチベーションでしたし、多少話せるようになると、買い物やレストランでの注文等、何気ない生活でのワンシーンが面白くなったりもします。

 

2.    BSPでの日常

BSPMBAでの必修の授業後に行われ、各回1.5から2時間程度*で、単語、文法、オーラル、グループディスカッション等、網羅的にスペイン語でビジネスを行うことを訓練する内容となっています(もちろん、レベルの低いうちは「ビジネス感」は相対的に薄く、文法や語彙等がメインです)。全てスペイン人講師によるスペイン語での説明になることから、オーラル及びリスニングの負荷が重く、MBAの授業同様、多くの場でこちらから発信することが求められる授業設計となっています。BSPのクラスメイトは、セクション関係なく、完全にスペイン語のレベル毎に振り分けられることから、セクションを横断した交友関係が広がったり、普段とは違うコミュニティで勉強したりと、良い意味で気分転換になるという側面もあります。ただし、BSPは完全に有志の授業である(履修してもしなくても卒業要件には全く影響が出ない)ため、1年生のハードな必修授業でお腹いっぱいになってしまう学生が多く、途中でDropしてしまう人が多いというのもまた事実です(Drop後に再履修することも、もちろん可)。また、レベルが上がるにつれ、Drop組が増え学生数が減っていく傾向にあるので、少人数の授業を通じ、自然とクラスメイトと仲良くなるというのは、非常に大きな財産となっております。

 

3.    BSPでの学び

私自身は、1年生の初期から2年生の現在に至るまで、継続的にBSPを履修しており、多少スペイン語への抵抗はなくなってきたように感じます。私はレベル5からスタートして、現在8にいるのですが、MBAで発言や発信することへの慣れが生まれてきたのと並行して、スペイン語でも多少自分の言いたいことが自信をもって言えるようになってきたと思います。ただ、扱うトピックがビジネスに偏っていることもあり、日常生活で使う単語やフレーズは自分で別途補う必要がありますが、個人的にはビジネススクールらしい環境かなと思ってそれなりに満足しております。総じて、スペイン語の文法がどれだけ使いこなせるかとか、単語をどれだけ覚えることが出来たのかというより、「ビジネススパニッシュ」という題材を使って、全く足を踏み入れたことのない領域でPerform/Surviveする精神力や立ち回り方を学んだというのが、最も大きなTakeawayかなと思っています。「MBAを通じて、未知に対する根拠のない自信を養うことが出来た」と巷で一部のMBAホルダーが言ったりすることがあると思いますが、BSPも全く例外ではなく、講師やクラスメイトが何を言っているのか全く分からず、授業中に赤面する経験も多々しましたが、MBAの授業と同じくらい、そういったハードな環境でどうリカバリーして、どう自分を見せていくのかと言うのが、チャレンジでもあり、面白さでもありました。若干、拡大解釈になってしまった部分もありますが、単純にスペイン語を学びたい、スペイン語に興味があるという人にお勧めの授業ですし、非英語圏おけるMBAライフでしか味わえない大きなメリットの1つだと個人的には感じております。

 

 

*授業時間、頻度は目安であり、年度やレベルによって異なる場合があります。

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TOYONAGA KATSUYUKI