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夏休みの過ごし方: インターンシップ

*本ブログは学校の公式見解を述べるものではありません。また、IESEdiversityを重んじる校風であり、IESE生内でも様々な感想や意見を持つ人がいます。あくまでもそんなIESE生の一個人の感想として読んでいただけたら幸いです。

 

Class of 2022YNです。バルセロナの日光を楽しみながら、徒然なるままにブログをしたためていきます。

海外のMBAには2年制と1年制のプログラムがありますが、IESE2年制のプログラムとなっています。いきなり余談ですが、ヨーロッパは1年制のプログラムを提供しているMBAスクールが非常に多いです。そんな中、初めて2年制のプログラムを始めたのがIESEです。長い歴史によって練られたカリキュラムになっているのも、「学び」に対しての学生満足度が高い理由の一つかもしれません。

本題に入りますが、2年制のカリキュラムには夏休みがあり、各々が好きな活動に従事することになります。IESEでは約13週間、夏季休暇があります。今回は日本人の学生の過ごし方の中でもメジャーである、日本国内におけるインターンシップについて、私の所見ベースで書いていきます。

釈迦に説法ですが、インターンシップとは、学位取得後に働く環境として興味のある企業で、学生の身分を保ちながら、数週間社員として実際に働くことができる体験を指します。

MBA生の経験するインターンは、外資IBDなど例外はもちろんありますが、日本の新卒就活で当たり前になってしまっている”1 Day”とか”3 Days”インターンとは全くの別物です。(私は15年に新卒入社している為、今の新卒就活のマーケットがどうなっているのかupdateしきれていない点ご容赦ください。)

ケースバイケースではありますが、企業側は4週間-10週間程度の期間働くことを条件として参加者を募ります。ケースバイケースと書いたのは、この期間は企業側と我々学生側、双方の交渉によって確定する内容だからです。日本の新卒就活ではほとんど見かけないことですよね。当然、この期間は業界によってばらつきがあり、2週間のものもあったりします。

また、MBAインターンでは企業と学生の間に雇用契約が結ばれ、給与が発生するケースも多いのが特徴です。企業によってはなんと、往復の渡航費用現地での住居費用まで負担してくれるものもあります。

 

上記から推察いただける通り、企業側のMBA生に対しての期待値は非常に高いです。採用選考もフルタイムと同様のプロセスを経て行われ、競争も激しいです。日本では早くて前年の10月から面接が始まり、翌年3月頃にはインターンのオファーが出揃います。つまり、インターン参加を志すIESEの学生は連日のケーススタディをこなしながら、就職活動の準備をする必要があるということです。
インターンシップではその企業でも重要な課題となっているプロジェクトにアサインされ、決められた期間の中でパフォーマンスを出す必要があります。
ここで大事になってくるのは、インターンシップは、企業側が我々学生のパフォーマンスを判断し、採用を判断する機会であると同時に、実際に社員の方々と協同で働く中で、卒業後にその企業で働く自分がイメージできるか(フィット感)を確認する機会でもある、という点です。

IESEに在籍する日本人の特徴でもあるのですが、複数の企業でインターンを行う人も多いです。2年目は9月から始まりますが、授業はすべてが選択科目で、科目によって開始時期が異なります。その為、企業側と交渉を行った上で少し遅れてバルセロナに戻ってくる人や、少し早めにインターンを終えて、ヨーロッパを旅行してから2年目に入る人もいます。
私は前者で、2社でインターンをさせていただいた上でバルセロナに戻ってきました。

 

キャリアチェンジをする為にMBAを志す人はとても多いです。私自身も、IT業界からヘルスケア業界への転身を図る為にMBAに来ています。そんな人達にとって、インターンシップという機会は卒業後のキャリアを考える上でとても大事なものになってきます。「実際に働いてみたけど、自分には合わないと感じた」「元々興味のある業界ではなかったけど、とても働きやすかった」「同じ業界の2社で働けて、その違いを比較することができた」。このような実感を持った上で大学院の2年目に移れることは、2年制の大学院を選ぶことの大きな理由にもなりえるでしょう。

通常、インターンシップに参加した場合、企業側からフルタイムオファーの可否が出ます。オファーを受諾する人もいれば、夏で得た実感をベースにフルタイムの就職活動を継続する人もいます。IESE2年目に入るとFlexibilityの幅が大きくなりますので、就職活動に割ける時間も自ずと大きくなっていきます。他にも、2年目を卒業後の職場で働く為の準備期間に充てたり、授業を増やして学業に集中したり、旅行やネットワーキングなど知見を広める時間を増やしたりと、1年目とは全く違う過ごし方になるのがIESEの特徴でもあります。

 

IESEはご存知の通り、日本人のネットワークが他校と比べて非常に強いです。Class of 202213人、Class of 202317人と、日本人学生の数はMBAスクールの中でも最大規模になっています。だからこそ、卒業生のネットワークも多岐にわたります。インターンの体験談、実際にフルタイムで働いていてどうかなど、情報収集をしっかりした上で就職活動を行えることはIESEの強みと言えます。

また、2年生は1年生の方々の就職活動のサポートも行います。ケース面接の練習、業界別の就活スケジュールの解説、個別Q&Aなど、これらも日本人ネットワークが強固なIESEならではの強みとも言えるでしょう。

 

MBAを卒業した後の人生は、またステージが大きく変わります。MBAスクールの選択同様、キャリア選択も一生モノです。たくさんの時間とお金をかけて臨むMBA直後のキャリアは、普通の転職とはまた違う重さがあります。
パフォーマンスやフィット感が採用に関わるという点で、よくインターンシップは諸刃の剣とも言われますが、私個人としてはキャリアチェンジを考えている方には是非参加検討を勧めたいと思います。

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TOYONAGA KATSUYUKI